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2017年09月18日

子どもをダメにする親

こんにちは。和行です。

今日は

「勉強しろ」と言わずに子どもを勉強させる法

という本の紹介をします。

子どもをダメにする親

多くの受験生と接してきた小林公夫氏のこの本は、

具体例も多く取り上げてあり、わかりやすい内容になっています。

章立てには、「できる子はここが違う」

「できなくなるには理由がある」等がありますが、

今回は、

「できない子の親には特性がある」という部分を紹介します。

ここでは、子どもができなくなる理由が、

かなりの部分を親がその原因を作りだしていると指摘し、

幼児教育に長く携わってきた島村氏の言葉を引用して、

子どもをダメにする親の典型は、

「子どもの前にあるものを取り除く親、はしごをかける親」

であると述べています。

また、傾向として優秀な子をもつ親は、

我が子より優秀でない子どもの中で学ばせることを非常に嫌がり、

逆に発達の遅い子の親は、秀でた子のグループに入ると

我が子が恥をかくといって嫌がるそうです。

このように親が子どもに、

居心地のいい人間関係だけを与えていると

子どもは付き合いやすい人としか付き合わなくなり、

めんどうなことを避けるようになります。

人は異質の人間との衝突を通して、痛みや優しさを学びますが、

そうしたことが身に付かなくなります。

このような、生きる力を持たない子どもが、

その後、勉強面でも問題を起こすことになるのですと、

体験を通して述べられています。

このほかにも、子どもを伸ばす方法や、

著者自身の子育て奮闘記、

中学受験を戦うために親がやるべきこと等、

実際に役立つ情報が満載です。

なお、あとがきのエピソードも秀逸ですので、ぜひ読んでみてください。


タグ :小林公夫

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